合格体験記 加藤 政直さん
加藤 政直(埼玉)
インターネットで検索している中で初めてAIBAの存在を知り、その活動内容を見て、大変興味を持ちました。それが昨年の9月の初め頃でした。入会する為には、11月に行われる試験に合格しなければならず、過去問を見た限りでは、3ヶ月ではとても無理だと思いましたが、まずは挑戦してみようと決意、何とか合格することが出来ました。
半分、4択に救われ合格した身ですので、合格体験記と偉そうなことは言えませんが、以下、多少はご参考になればと思います。
【 貿易実務 】
AIBAの試験対策専用のテキストはありませんので、他の貿易実務関連のテキストは有益だと思います。AIBA試験では必出の貿易管理制度と関連法規、ウィーン売買条約、関税等はAIBA主催の実力養成セミナー、直前対策ゼミに絞りました。
【 貿易英語 】
年に何度か会社の制度でTOEICの試験は受けていましたが、専門用語が出て来ないTOEICの試験とはレベルが違い、私にとっては一番の課題でした。
まずはビジネス文書に慣れる為に、「速読・速聴英単語 Business1200(Z会)」を何度も読みました。これは単語帳ですが、短期間ではとても覚えきれませんので、単語を覚えるのではなく、ビジネス文書に慣れることを目標にしました。後は、ウィーン売買条約(CISG)の英語原文と和訳をインターネットでダウンロードし、何度も読み込みました。その他、全てのインコタームズは英語で理解出来るようにした方が良いでしょう。
AIBAの試験で唯一の記述式は英作文です。貿易実務関連のテキストには貿易実務で使用する英文事例がたくさん出ています。日本語から読んで、実際に英訳する練習を何度も行いました。読めば簡単な文章も実際に英語で書くとなると、全く思うように書けませんでしたので、普段、英文を書く機会が少ない方は、実際に書く練習は必須かと思います。
【 国際マーケティング 】
漠然としており、事前準備が難しい科目でもあります。これも貿易実務関連のテキストを何度も読み込みました。基礎的な内容ですが、これだけでは不十分です。ちょうどTPPが大筋合意した時期でしたので、きっと出題されると思い、TPP、FTA、EPA関連知識はたたき込みました。あとは実力養成セミナーや直前対策ゼミに出てきた、用語や数字を出来るだけ覚えるようにしました。
普段、仕事をしながらですので、勉強は平日の往復の通勤時(座ると眠くなりますので、席が空いていても、敢えて立っていました)が中心、土日は集中的にやりました。これからは、テスト対策で学んだ知識を日頃の仕事に活かして行ければと思います。