合格体験記 竹之内 純一さん




大学卒業後大手化学系メーカーに就職、初任配属の海外営業本部・業務部で貿易・輸出 船積に従事しました。その後、記録メディア、プリンター等の事業部本部で海外営業・業務と海外で子会社再編&拠点統廃合の仕事に長年携わりました。海外駐在先は台湾・台北と欧州本社&生産・物流拠点があったオランダです。

オランダから帰国後は新規事業の化粧品の海外市場導入に携わった後、最後の5年間はグループ物流子会社で貿易・海外輸出入物流を統括し、グローバルでSCM改革・物流費のコストダウンを推進しました。

60歳で同メーカー卒業後NEDO (新エネルギー・産業技術総合開発機構)専門調査員を経て、2020年4月からAIBA諸先輩も多く在籍中の東京都中小企業振興公社で海外拠点戦略ナビゲータとして都内中小企業の皆様の海外戦略立案、ASEAN進出、最適な現地拠点設立のサポートを行っております。

受験動機は、公社入社を機に自分の保有する貿易実務・海外ビジネス知識と情報のアップデートでしたが、AIBA入会により、今後ネットワークが広がり、海外ビジネス関連の様々な情報交換やアドバイスを頂ける事を期待しています。また勉強会等を通じて常に最新の知識と情報取得に努めたいと考えています。

<アドバイザー試験体験記>

2020.4月に受験する事を決めて即前年度の実力養成セミナー(受験対策)テキストを購入しました。このテキストとAIBA HP上に掲載のサンプル問題で試験全体の構成と難易度、出題の傾向・レベル等をまず把握し、その上で実力養成セミナーテキストと受験対策テキストを中心に勉強・準備を進めました。

【貿易実務】

貿易業務の実務経験があり、2016年に貿易実務検定B/C級を取得していましたので、基礎は大丈夫と考え、今回はAIBA実力養成セミナーテキストと受験対策テキストに絞って、繰り返し勉強・習得しました。

【国際マーケティング】

国際マーケティングは、本来の範囲は大変多岐に渡るので、試験対策として①実力養成セミナーと受験対策テキストの記載内容に絞って覚える ②例題、練習問題を最大限活用する事を心掛けました。

【貿易英語】

貿易英語は、今迄の実務業務経験と英語資格試験勉強の蓄積で何とかなると思っていましたが、時事英文と英文契約書の問題が予想以上にハイレベルで当日大変苦戦しました。第5問の英文レター作成の準備は事前に行っていたので、辛うじて何とかなったかなという感じです。時間配分も要注意です。

【二次試験】

小論文は、時事トピックスに関して考える良い機会と捉えて、JETROや外務省HPなどから情報収集し、それに自分の欧州での業務体験や知見経験に基づく考察を加味して独自性を出しました。
面接は、面接官の方のご質問に対して自分の考えをまとめて丁寧に回答する様に心掛けました。

【対策セミナーの活用】

私は7月のスキルアップ・セミナーと10月の直前対策セミナーを受講しました。スキルアップ・セミナーはインコタームズ2020詳細説明や貿易業務の電子化等の最新情報の学習、直前対策セミナーは一次試験に直結した直前受験対策として大変有益でした。