合格体験記 田中 徹さん
1992年に、ある総合商社に入社して以来、何社か転職・駐在をしておりますが、現在まで一貫して海外貿易の仕事に従事しております。
2000年までは東京で肥料の輸出入・三国間貿易、2004年まではタイの肥料製造会社に出向しました。その後転職し、今度は自動車部品のメーカーで2019年までタイに駐在しておりました。
その後、日本に帰国、岡山の機械商社で2年ほど在籍したあと、現在は在阪の化学品関係の商社の東京支店で海外業務に従事しております。(住居は静岡、単身赴任状態)タイには通算で19年駐在しておりましたが、タイから日本以外の各地域、米州・欧州・中国・インド・東南アジア域内向けの営業・輸出がメイン業務で、逆に日本のことがよくわからず、現在は日本国内で浦島太郎状態になっております。
受験の動機は、岡山にいた時代に、貿易関係のスキルの証明を求められ、とりあえず貿易実務検定のB級を取得、ただ、当時の社内外での貿易実務・知識面での貢献にと、受験にチャレンジした次第です。その後、転職していますので、当初の思惑とは変わってきましたが、早速ロシア・ウクライナ情勢の影響を受け、欧州・ロシア向けの物流関係の対応を行っております。
皆様のお知恵拝借という局面が十分予想される状態ですので、今後ともご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
<アドバイザー試験合格体験記>
貿易実務検定ならびに受験対策講座のテキストを使用して準備をしました。海外駐在や三国間貿易がメインだったので、特に輸出入関係、通関、輸出貿易管理の面に注力しました。
【貿易実務】
ウィーン売買条約等、経験や知識にはないものを中心に勉強を進めました。本船用船やL/C 等については、業務上の知識で対応できました。
【国際マーケティング】
とにかく広範囲なので、まずは大まかな概要をつかむことに注力しました。タイの社会人大学院通学時に使用したマーケティングの教本が役立ちました。 【貿易英語】 過去問を何問か反復して解きました。英文契約については、業務でも使用している書籍を使用して復習しました。以前、訴訟や債権回収も担当していたので、経験が生きた形です。
【二次試験】
FTAに関する主題を選んで論文を作成しましたが、やはり、日本と海外では問題・課題になる点が異なり、面談時に、自分でもその相違に気が付いていなかったことを気づかされました。
<対策セミナーの活用>
やはり、受験だけでなく、貿易知識や実務に役立てるためにも、セミナーの存在は大きいかと思います。特に、自分の経験が薄い貿易実務分野の知識習得には最適です。Webと対面の両方で受講しましたが、受験を考えている方であれば、是非とも参加すべきです。