合格体験記 西村 智晃さん




この度AIBAに入会させていただきました西村智晃です。
奈良県在住です。
外国語関係の大学を卒業し在阪電気機器メーカーに入社して現在もこの企業に在籍しております。キャリアのほぼ半分は海外営業ですがプロジェクトマネジメント系が中心で、とりわけ海外の大手企業様向けにお客様ブランドで製品を共同開発、ビジネス立ち上げを行う業務が多かったかと思い す。
キャリアの残り半分は海外向けエアコンの商品企画と営業です。エアコンは他の家電とは違い独特の商習慣や商品特性があり、独特の言語もあるのでなかなかとっつきにくい分野なのですが、当方にとっては 逆にそれが魅力で、駐在経験は全くないのですが、エアコンの市場開拓のために欧州を中心に米州、インド、アセアン、中近東、アフリカなど歴訪し代理店候補と商談させていただいた事がいまでも良い思い出です。
AIBA関西支部には現職の先輩が多数在籍されており、アドバイザー試験について紹介を受けたのが受験のきっかけです。コロナ禍以降の急激な社会変化と自 身の年齢などに鑑み、今後の人生設計においてさらに幅広い多様性受容力をつけるための一環として、これまでのキャリアの集大成に近い当該資格を是非取得したいと強く思い受験を決めました。今後はAIBA諸先輩の膨大な知見に触れさせていただきながら自己研鑽に励み社会貢献できるようになりた いと考えておりますので、ご指導ご鞭撻何卒宜しくお願い申し上げます。

<アドバイザー試験合格体験記>

当方の場合、AIBAで発売している過去問題集と対策セミナー受講というAIBAからの提供サービス一択です。業務と家事が多忙を極める生活を送っておりますので潤沢な勉強時間を確保出来ず、とにかく隙間時間で過去問題集を繰り返し勉強しました。正解のみならず不正解の設問もどこが不正解なのかを紐解く過程が総合的な学習につながりました。

【貿易実務】

実務経験に根差した専門性が問われる教科であり、当方にとって一番難しい分野でした。特に信用状は大企業に勤める身としては現状それ自体に触れる機会が無く、設問を図式化して解釈を促すような工夫をしました。どうしてもわからない点については AIBA に直接問い合わせさせていただいたところ、大変丁寧な解説をメールでいただき非常に感銘を受けました。その解説の専門性から、さらにAIBA入会への思いが高まりました。

【国際マーケティング】

マーケティングについては会社での当方業務特性もあって勉強する機会がこれまでにも何度かあり、今回の試験が良い復習になりました。広く浅くマーケティング理論のおさらいをするとともに貿易白書系の数値は最新の数値を頭に叩き込むように努めました。試験対策をする事でコロナ禍のグローバル経済への影響概論が把握できたのは良かったと思いますし指標の重要性も実感いたしました。

【貿易英語】

職務上契約、時事英語ともに日々接しておりますので、教科としては一番得意な分野でした。情報収集を含めた日々の業務がそのまま試験対策になりました。

【二次試験】

想定はしており自分なりに目線を変えて試験に臨んだつもりではおりましたが、それでもまだ、自身の心構えが大企業目線の甘えたものである事が赤裸々にあぶりだされたお恥ずかしい形の面接となりました。そんな中でもありがたく合格をいただけたのは、どこかに今後の成長を期待しての事だと受け止めておりますので、今後はさらに広い視野をもち、世の中のお困りごとを抱えている方々と伴走出来るように努めていきたいと感じております。

<対策セミナーの活用>

出題傾向が把握できる対策セミナーは受験を考える者にとっては受講必須と認識します。試験対策だけがすべてではなく実力を高める事がAIBA会員としての本旨ではありますが、会員資格の前提となる試験に合格しない事には何も始まりません。また受験者の中で試験全教科に精通した方はいらっしゃらないかと思います。その観点では出題傾向が把握できる対策セミナーは専門外の領域での試験対策としては非常にお勧めで きるセミナーです。