合格体験記 久村 実さん




この度AIBAに入会させていただきました久村 実と申します。
前職において印刷関連の仕事でチェコに駐在経験があり、現在は大阪で配管機材や金属製品、農業資材などを取り扱う貿易会社に勤務し、貿易実務、品質管理、海外協力工場の開拓、客先の開拓など貿易に関する一貫した業務に携わってきました。
欧州、中南米、インド、中国、台湾、ベトナムなどの国々と取引しています。 様々な関係先から海外販売してほしい、海外調達したいといった依頼をいただくことも多く、専門分野外だとなかなかご期待に応えることができないことがあります。もっと幅広く海外ビジネスの知見を広げたいと思い、貿易アドバイザー試験を受験することにしました。
経験豊富な AIBA 会員の先輩方との交流や勉強会などを通じて研鑽を積み、中小企業の海外ビジネスのサポートができればと思っています。

<アドバイザー試験合格体験記>

まずは前年度のテキストを購入し、全体的な内容を把握しました。初めはテキストがとっつきにくく、なかなかページが進まなかったことを覚えています。試験年度のテキストが届いてからは、より細かな論点の理解を深めることに努め、テキストを繰り返し読み込んで勉強しました。過去問やテキストの問題を通じて知識を定着させるようにしました。

【貿易実務】

貿易実務B級を取得していることと、普段から貿易や LC 決済などの業務に従事してきたので、知識が不足している細かな論点を重点的に覚えるようにしました。

【国際マーケティング】

中小企業診断士の勉強をしていたことがあり、ある程度の知識はあったのでそれらのテキストを見返したり、知らないマーケティング用語などをインターネットで検索したりして内容の理解を深めました。あとは JETRO などで統計資料を確認しました。

【貿易英語】

英文契約書は法律事務所のホームページより英文契約の解説を参考にしました。また通勤電車で英文ニュースを読んで時事英語の読解力を高めるようにしました。 英文レターは簡潔に読みやすい文章を心がけるようにしました。また英文レター配点が高いので試験当日は最初に時間を十分に確保し回答するようにしました。

【二次試験】

論文は越境ECについてレポートしました。様々な資料から情報を収集し、自分の考えをまとめました。面接では事前に提出した経歴書や小論文について質問に答えることができるよう準備しました。それらについて想定問答を用意しておくと良いと思います。

<対策セミナーの活用>

セミナーは2回参加しました。1回目はテキストの内容について、2回目はテキストの問題を中心に解説して いただいたので総復習的な位置づけとなり、試験に臨むうえで非常に有益でした。