合格体験記 佐々木 政明さん




弁護士として大手総合法律事務所に2009年から所属し、現在まで法律業務に携わっています。
私の専門の業務分野は海運分野で、船社、メーカー、商社、保険会社などのビジネ スに関する業務に携わっていますが、それと関連する、国際的な紛争解決(交渉、裁判や仲裁の法的手続)、国際取引や海外投資のプロジェクトの契約作成業務にも関与しています。このような法律業務を行うにあたっては、必要に応じて世界各国の外国弁護士とも協働して業務を行っています。
2015年から英国に約2年間在住しておりました。英国では、英文契約書で最もよく利用される準拠法のうちの一つである英国法を学び、海運や物流の案件を専門的に扱う英国法律事務所に勤務していました。また、英国に在住していた間に、外国弁護士や実務家を中心としてネットワークを広げ、現在もそのネットワークを活用して業務に携わっています。このように比較的広い範囲の海外ビジネスに関する法律業務に関与しておりますが、海外ビジネスの実務や現場をしっかりと学び、知識と情報をアップデートする機会を頂戴し、これまでの海外ビジネスに関する法律業務の知識や経験と融合させて、今後の業務に活かしたいと考えてこのたび受験しました。入会後は、海外ビジネスに関与されている方々との人脈を広げるよい機会も活かして、有益な情報交換ができることを期待するとともに、活動に積極的に参加したいと考えています。

<アドバイザー試験体験記>

2021年夏ころに受験を決意し、まずは、受験対策のために2020年版テキストを購入しました。一読したところ、知識のある分野と知識のない分野の差が大きかったため、後者を中心に少しずつ準備を進めました。知識がなく苦手な分野については、実力養成セミナーと 直前対策セミナーが非常に効果的で、セミナーに助けられました。

【貿易実務】

貿易実務については、細かい知識などを除いた基礎を概ね理解できていると考え、過去の出題の傾向やレベルを把握した上で、テキストを中心に勉強していました。勉強すべき範囲が広いため、あまり手を広げずテキストの範囲を繰り返し確認して勉強していました。

【国際マーケティング】

国際マーケティングは全く知識のない分野で、勉強する範囲も広い上に、テキストを読んでも内容を十分に理解できず、また、インターネットで調べながらテキストを読み進めても遅々として勉強がはかどらずに途方に暮れていました。そうした中で、実力養成セミナーと直前対策セミナーでポイントを絞ったご説明を頂き、その範囲に絞って勉強することを心がけました。セミナーのおかげで、当日の試験ではなんとか対応できた印象です。

【貿易英語】

貿易英語は、日々の業務の経験で対応できると考え、 特に重点的に勉強していませんが、時事英語と英文作成については傾向を把握し、時事英語に出そうな単語や英文レターの形式を確認していました。

【二次試験】

過去の合格体験記を参考にさせて頂きました。小論文については、JETRO などのウェブサイトで可能な限り収集した情報と自分の経験を関連させながら、選択した時事トピックについて簡潔かつ分かりやすくまとめることを意識しました。面接は、面接官の方との質疑応答を楽しもうと心掛けてのぞみ、実際にリラックスして、自分の経歴や経験、小論文に対する考えなどを説明することができました。

<対策セミナーの活用>

実力養成セミナーと直前対策セミナーを受講しましたが非常に有益でした。特に、試験対策という意味で、苦手な分野や知識のない分野、また、最新の知識を効率よく勉強するにはこれらのセミナーが最適であると考えています。