合格体験記 草場 弘さん

総合商社、自動車部品メーカーで約40年。現在は2度目の上海在勤中(5年半)で、中国国内取引営業拠点の運営に携わっています。

人生3度目の節目を迎える前に今後の人生設計を考えるにあたり、大学・会社の先輩である会員の方から貿易アドバイザーのご紹介を受け、会社生活の集大成として、知見精査と評価のため受験を決意しました。

 

<アドバイザー試験体験記>

受験決断から4ヵ月程度しかなく、基本的には過去問中心に対応しました。まず問題に慣れることを主眼にスタートしました。海外在住のためセミナー参加もできませんでしたが、10月の国慶節休暇を利用、実力養成セミナーを受講しましたが大変有益で、かつその際頂いた講義内容レジュメが学習の方向性を決める指針として大変役に立ちました。ネットと言う有効かつ安価な学習支援システムは大いに利用しました。

【貿易実務】

基本的には過去問を中心に学習しました。入社直後から2年程度、毎日契約書やLCを読み、何百件という通関書類を手書きし、社内タイピストに依頼して本書類にするという経験と記憶を掘り起こすことで、対応できたと考えています。分厚い「貿易手続全解」をめくり続けた日々を思い出しました。内容は大きく変わっておらず、何とか対応できたと考えています。

【国際マーケティング】

過去問数年分を学習するとともに、セミナーでご紹介のあった「中小企業診断士:最速合格のためのスピードテキスト2020年版(TAC出版)」の該当部分を何度か読み返しました。この書籍をご紹介頂いただけでもセミナー参加の価値があったと考えています。

【貿易英語】

最も過去の遺産に頼ったところです。過去に契約書やオファー関連の英文作成経験があったので、手を抜きました。唯一40年前に購った「国際取引契約の実務(浅田福一著)ダイヤモンド社」を本棚の奥から引っ張り出し、知識のブラッシュアップを図りました。時事英語については過去問程度でほとんど対策せずに臨みましたが、中国、自動車という内容で、日常業務で読む内容と近似であり最もラッキーでした。

【二次試験】

小論文は、海外からの郵送それも年末なので、安全を考え、課題を頂戴してから4~5日で完成、見直す暇も無く提出し反省しております。面接については契約交渉のプレゼンと同様と考え、格別な準備はせず過去の職歴を回顧してみた、というのが実情です。

【対策セミナーの活用】

初めての受験でしたので、前述のように学習の方向性を定めるのに有益でした。
丁度学習期間の半分を過ぎたあたりでしたので、中だるみを防ぐためにも参加して良かったと考えています。